なぜなぜ分析の進め方について話せます

エキスパート

氏名:開示前


■背景
品質不具合に対する対策の手法としてなぜなぜ分析(5何故分析)を実施している企業をよくお見掛けします。ここではこのなぜなぜ分析について説明します。
 なぜなぜ分析とは、ある問題とその問題に対する対策に関して、その問題を引き起こした要因(『なぜ』)を提示し、さらにその要因を引き起こした要因(『なぜ』)を提示することを繰り返すことにより、その問題への対策の効果を検証する手段です。トヨタ生産方式を構成する代表的な対策手法の一つでもあります。

■話せること
なぜなぜ分析は、早まった解決策をストップさせ、より確実性の高い解決策を導き出す方法でもあります。この5回という回数は、明確に決まっているわけではなく、状況に応じて増減はありますが、5回ほど繰り返し深堀することで、大抵は見えていなかった原因が見えてくるということからきています。また、普段業務をしていれば、無尽蔵に問題は増えていくので、1回1回の思考回数を増やしてしまうと、それだけで時間が取られてしまいます。そのため、最低限の適度な思考回数が5回になっています。毎日手軽に使うための思考のフレームワークとして5回程度が最適というわけです。
 一方、本当の原因を見つけ出し、解決策を見出していくためには、なぜなぜ分析の精度を高める必要があります。精度を高めるためには、下記のような注意ポイントがあります。
① 最初からすぐに解決策と紐づけしないこと
② 現状の理解に努めること
③ 解決すると一番効果の高い問題に絞ること
 このように、解決すべき原因の優先順位が判断できると、迷いなくなぜなぜ分析が実行できます。
逆に、現状が分かっていない状態で、なぜなぜ分析を行うと、迷いや後戻りが多くなるので、余計に時間がかかることもあります。
 以上のような、なぜなぜ分析の実施上の注意ポイント等に関する指導・支援がコンサルティング対象となります。
このような内容について説明いたします。

■その他
https://www.pec-kumata.com/post/fivewhys

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氏名:開示前

自動車部品業界の最大手である(株)デンソーで生産技術職を長年(40年以上)経験してきており、Q(品質)C(コスト)D(対応納期)を最善の形にするための管理手法、専門技術、経験知をベースに置き、独立後の生産技術コンサルタント(6年目)としても、様々な製造技術、ニッチ技術に接する機会も多く(名古屋産業振興公社にも所属し、名古屋市内製造業各社に対する企業技術・販路マッチィングコーディネーター(技術)を経験)、蓄積した知見も多数ある。各企業へのQCD改善支援はもとより、特に企業の将来像の在り方に対する技術的側面の支援に関心があり、販路開拓や、DX化推進、SDGs推進などに貢献できると思います。


職歴

職歴:開示前


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