高齢化社会における医療と介護の連携の重要性について話せます

■背景
これまで38年間県立病院の薬剤師として、急性期病院と地域の中小病院を勤務してきました。それにより高齢者の退院後の在宅での薬物治療継続の難しさや問題点に気づくことができました。高齢者は多くの薬剤を服用することを必要とされており、コンプライアンスの難しさや在宅での継続、副作用への対処など多くの問題点を抱えています。退職後はケアマネージャーの資格を取得し、ケアマネージャーとしてまた保険薬局薬剤師として在宅医療に関わっています。介護保険のことを十分に理解していない高齢者及び現役世代も多く、今後高齢化が進む中で、いかに高齢者が在宅で過ごせることができるようサポートしていくことが重要であるか感じています。

■話せること
私は県職員として、退職前の8年間は管理職業務を行っていました。現代の働き方改革や若者達のライフワークバランスの考え方は、私たちの時代とはずいぶん違っており、若者たちのモチベーションを高めるようなサポートの仕方や管理業務の難しさを実感しております。マネージメント業務における人の育て方など感じた事やお話しできることがあるかと考えております。
また、薬剤師として、病院側の立場から、保険薬局の立場から両面から高齢者への在宅医療への関わり方や今後必要とされていることなどお話しすることができます。さらにケアマネジャーの資格を取得し、未熟ではありますが、担当している高齢者に関わることで高齢者にはどのようなサポートが必要とされているのか感じているものがあります。 これから高齢者の割合はどんどん増えていきます。高齢者がいかに健康で過ごすことができるか、これが日本の経済を支えていく上でも重要であると感じます。医療費の削減や働き手不足の日本において、高齢者の健康寿命を伸ばすための介護保険の活用や若者の働き方のアイディアなどお話しすることができると考えております。